特別支援級での流れ
前回の記事【特別支援級か普通級、どちらを選ぶ?普通級に入れる予定が支援級に入れることになった理由】はコチラ。
支援級に在籍中の小学校1年生の息子の1日の流れです。
普通級のみんなと同じ教室へ登校します。
荷物など全てのものが普通級の教室にあり、過ごす場所は基本的に普通級です。
息子の場合、国語と算数の授業に支援級に行くことが多いですが授業の初めからではなく後半から行くような感じです。
支援級に行かない場合は、近くに支援をしてくれる先生がついてくれる時間もあります。
籍は支援級ですが、どちらかというと通級に近いイメージです。
特別支援級のメリット
他校との交流会がある
市内の小学校、中学校に通っていて支援級に籍がある子が集まっての交流会があります。
先日は運動会もあり200人ほど集まったそうで、とても楽しかったみたいです。
バスに乗って水族館へ遠足にも行っていました。お小遣いを持っていくことができ、お土産を買うことも出来ました。自分で買い物をするという良い経験が出来ました。
私の中でもこれは大きなメリットだと思っています。他の学校の子たちと接する機会があり、普段の学校生活では経験できないことをさせてもらえます。
支援級が逃げ場になる
他学年の支援級の子とも仲良くなったようで、ゲームの話をしたりと楽しんでいる様子です。
人数が少ないこともありますが、みんな息子と似たようなゆっくりペースで優しい子です。息子もその空気感は居心地がいいみたいです。
1年の教室以外にも自分の居場所がある事で万が一、教室で嫌のことがあっても逃げ場になり、心の拠り所にもなっているのだと思います。
連絡ノートで学校での様子が分かる
毎日、支援級の先生が連絡ノートにその日の出来事を書いて教えてくれます。なので、今どんなことを学んでいて何が苦手かを知ることができます。
学校での様子を全て話してくれるわけではないので、(自分にとって嫌なことや不都合なことは特に)本当に先生に感謝しています。
苦手な事を練習させてくれる
課題が終わって、空いた時間を苦手なことを練習する時間に充ててくれます。
体育の授業の内容や、音楽の授業の内容など教科は関係なく取り組んでくれます。
更に、次に授業で新しく始まる内容の予習をしてくれる場合もあります。(初めてのことが苦手なのでとても助かります)
ゆっくりと説明をしてくれる
息子は、視覚優位ということもあり内容によっては1回聞いただけでは理解が追いつかないことがあります。それが支援級に入れた要因の1つでもあります。
理解ができればその問題を解くことができるので、息子に分かりやすく説明をしてくれることで課題を進めていくことができます。
なので今のところ、普通級の授業についていくことが出来ています。
特別支援教育就学奨励費の補助が受けられる
特別支援教育就学奨励費とは……
障害のある幼児児童生徒が特別支援学校や小学校・中学校の特別支援学級等で学ぶ際に、保護者が負担する教育関係経費について、家庭の経済状況等に応じ、国及び地方公共団体が補助する仕組みです。なお、平成25年度より、通常の学級で学ぶ児童生徒(学校教育法施行令第22条の3に定める障害の程度に該当)についても補助対象に拡充しています。
対象とする経費は、通学費、給食費、教科書費、学用品費、修学旅行費、寄宿舎日用品費、寝具費、寄宿舎からの帰省費などがあります。
要するに、学校で使うものにかかった費用を一部、補助してくれるという制度です。年収により認定がおりない場合もありますが、私の場合は認定がおりました。
特別支援級のデメリット
息子からみたデメリット
息子は支援級での話を楽しそうに話してくれますし、自ら支援級の教室に行きたいと言ったこともあるそうなのでデメリットは今の所なさそうです。
母からみたデメリット
デメリットとは言いませんが、1度動揺したことがありました。
それは授業参観で、初めて授業の途中から支援級に移るという場面でした。途中で移動することで、他の保護者全員に支援級ということが明らかになると思ったからです。他人からどう思われるかが気になり、なんとも言えない気持ちでした。仲のいいお母さん達には躊躇わずに言えるのですが、全員が揃っている場面ではまだ少し複雑な気持ちになりました。
今ではもう慣れてしまい何とも思わないのですが、当時は他人の目を気にしてしまう私の欠点が顕著に現れたのだと思います。
まとめ
息子と私にとって、支援級へ入ったことは良い選択だと思っています。
ただ、地域や学校、担任の先生などで環境は大きく変わるので注意が必要なことも確かです。
ですが、もし支援級も視野に入れているのなら前向きに考えるのもいいのではないかと思います。
私は、息子が元気に楽しく学校に通ってくれることが1番の願いです。
それを実現するためには支援級に入れる方がいいと思いました。
おかげで入学から半年以上たった今でも学校に行きたくないと言った日は一度もなく、毎日元気に登校しています。