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『ひらがなが読めない』から『書ける』ようになるまでの練習方法|効果のあった自作の「あいうえおカード」

小学校入学まで
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年長で「ひらがな」を覚えていなかった息子が、卒業式では先生に手書きのメッセージを書いて渡すことが出来ました。その時の「ひらがな」の覚え方と練習方法を紹介しています。

発達グレーゾーンの息子の状態

年長になったとき「あいうえお」も覚えておらず、もちろん書くことなんて出来ませんでした。
さすがに小学校へ入学するまでには、「ひらがな」は書ける状態にしないといけないと思い真剣に取り組み出したのは、夏が終わってからです。

よくある「あいうえお表」はずっと前から壁に貼ってあり、もはやただのポスター状態でした。
剥がれてきては貼り直し、それを何回繰り返したことか。

「ひらがな」を覚えるまでの3ステップ

就学相談の際に頂いたアドバイスを基に実践した練習方法は大きく分けて3つです。
そして、練習で使った主な教材はたったの2つです。

練習アイテム
  1. 一般的な「あいうえお表」
  2. 自作の「あいうえおカード」

ステップ1、暗唱する

リズミカルに、「あ」から「ん」までを繰り返し言っていました。

1番効果があったのはお風呂の中で、壁に「あいうえお表」を貼り次男と私を含めた3人で「あいうえお」を言ってから出るというのを習慣にしていました。
次男も含めみんなで言うことで、”自分だけやらされてる感”がなく楽しく出来たと思います。

暗唱ポイント
  • リズムよく繰り返し言うことで、自然と覚えられる
  • 部屋での練習だと気が散ることが多いので、お風呂でするのがオススメ
  • 自分はもちろん兄弟も巻き込んでやることで、嫌がらず楽しく出来る

ステップ2、形を覚える

『好きな動物や物を使うと覚えやすいよ』
とアドバイスを頂いたので、自分で「あいうえおカード」を作りました。

それがコチラです。

自作のあいうえおカード


息子の好きなキャラクターや生き物のイラストをかきました。
当てはまるものがなく苦戦した「ひらがな」もありましたがなんとか完成しました。

裏はこうなっています。


イラストの正解をかき、マグネットを貼りました。
我が家のカウンター下はマグネットがくっつく仕様になっているのでそこへ常に配置しました。

これが予想以上に大成功でした。
自分の好きな絵が描いてあるので興味を持ってくれ、何の絵が書いてあるかクイズをしながら自然に「ひらがな」にも意識が向くように促しました。
『アンモナイトの”あ”』や、『イルカの”い”』のようにイラストと「ひらがな」を紐づけるような感じで言葉がけをしていました。

この言葉がけは、すごく効果的だったと思います。

更にマグネット仕様という点も大きく、壁にくっつくことでおもちゃ感覚で遊びながら楽しく覚えることができたと思います。
カウンター下に貼ってあるので視界に入りやすく、そしてすぐに手に取れる状態にしておきました。
初めは箱にしまったりしていたのですが、それでは活用しきれずにいました。
やはり、見える場所にあってすぐ手に取れるという点もポイントだと思います。

練習ポイント
  • 好きな物と「ひらがな」結びつけることで興味を持ってくれる
  • マグネット仕様により壁に貼れるので、おもちゃ感覚で遊びながらできる
  • 目に入りやすいところに配置し、すぐに触れる状態にしておくとよい
  • 私から声をかけなくても自ら「あいうえおカード」を使って遊んでくれる

ステップ3、書いて覚える

「あいうえおカード」の予想以上の活躍により、形を覚えることは出来るようになりました。
すると、自然に息子が書く練習を始めました。

『この字ってどうやって書くの?』と聞かれた時に
『その字のカード持ってきてごらん』と促し、それを見て書く練習をしていました。

気づけば私に聞くことなく、分からない時は自らカードを取りに行き書いていました。
絵を描いたりすることが好きだったこともあり、その延長なのか自分の好きな言葉やキャラクターの名前、お友達の名前など気づけばたくさん書いていました。

これであっという間に「ひらがな」を書くところまで覚えることが出来ました。

練習ポイント
  • 「あいうえおカード」を見本にして書く
  • 聞かれてもその場で教えずに、カードを取ってくるように促すことで自分の知りたい「ひらがな」を間違えずに持ってくることも練習の1つになる
  • 表ではなく「あいうえおカード」が1枚ずつ独立しているので扱いやすい
  • 鉛筆と紙はすぐ手に取れるところに配置し、思い立ったらすぐ書ける環境を作った
  • 出来るだけ好きなように文字を書かせて見守った

自作カードの効果、活用方法がすごかった

練習の成果

私の想像を超えるほど「あいうえおカード」が活躍してくれました。
長男にはこの方法があっていたみたいで良かったです。

自分が思っていることを文字にして書けることが楽しくなったようで、頻繁に書いていました。
キャラクターの絵を描いてそこに名前も書いたりしていました。

『楽しみながら文字を書く』

これで更に成長していきました。
私から練習をするように言ったことは一度もなく、全て自ら楽しんでやっている様子でした。

真剣に取り組み出したのが9月頃でしたが、12月に入る頃にはお年玉が楽しみで紙に『おとしだま』と書いていましたし、年賀状の『あけましておめでとう』も書けるようになっていました。

50音順で「あいうえお」が言えなかったところから約3ヶ月後には、ほぼ何も見なくても「ひらがな」が書けるようになるまで成長しました。

「あいうえおカード」がおすすめの理由

「あいうえおカード」の更なる使い方を紹介します。
それは言葉あつめです。
『さ』のカードと『め』のカードを並べて『さめ』の様な感じです。
これは「ひらがな」が読めるようになってから息子が自分からやり始めました。
マグネット仕様にしてあるので壁に貼った状態ででき、やりやすかったです。
これがまた楽かったようでよく遊んでいました。
色々と出来るようになると今度は足りない字を自ら書いて貼ったりするようになりました。
濁点や同じ文字を使うときなどです。

これも「ひらがな」の習得にプラスに働き、成長を加速させたように思いました。
小学生になった今でも、たまにこのカードを使って言葉集めをして遊んでいたりします。

おすすめポイントまとめ
  • 言葉あつめ、言葉作りができる
  • すぐ手に取れる場所にあることで、日常生活の中で自然に使うことができる
  • 1枚ずつ独立しているので表に比べて使い勝手がよく応用が効く
  • 好きなイラストを描くことにより興味を引くことができる
  • 興味を引くことが出来れば自ら手に取って遊んでくれる
  • 書く練習の時は見本として使うことができる
  • マグネット仕様にすることで、おもちゃ感覚で楽しくできる
  • 壁に貼ってあるので出しっぱなしでも邪魔にならない

さいごに

個人差はあるかもしれませんが、うちはこの方法で楽しく学ぶことが出来ました。

当初は、サイコロ状の積み木に「ひらがな」が書いてある物も買いました。
言葉を作って遊んだりもしていましたが、一時的になもので長くは続きませんでした。今ではただの積み木として遊ぶことがあるくらいです。

もちろん「ひらがな」ドリルも買いました。何ページかはやりました。ですが、ドリルだと『やらされている感』があるようで最後まで出来ませんでした。
私がドリルをしようと声をかけると、嫌々やり始めるか「嫌だ」と言ってやりませんでした。

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楽しみながら取り組めるかどうかがポイント!


カードを作ることは大変でした。毎日、次男がお昼寝の時にコツコツと。
完成までに2〜3週間くらいかかったと思います。

それでも、その苦労を忘れさせてくれるだけの結果になりました。
このカードを使って親子のコミュニケーションも増えたと思います。

作る時間などを考えても遠回りのように感じますが、『好きこそ物の上手なれ』と言うように興味を持ってもらえれば、案外それは近道なのかもしれないなと思いました。

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